■メマンチンは、アダマンタン誘導体であり、医薬品のNMDA受容体拮抗剤として用いられる。

メマンチン塩酸塩は中程度から重度アルツハイマー型認知症の治療薬として、欧州連合及びアメリカで承認されている。日本では国内の臨床試験が、第一三共グループのアスピオファーマによって行われ、2011年1月21日に「症状の進行抑制」について製造販売承認され、同年6月8日に商品メマリーが第一三共から発売された、メマリーは、病状の進行を抑制する成績は得られていない。

■アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するよいう成績は得られていない。NMDA受容体拮抗作用により、アルツハイマー型認知症の症状の進行を抑制することを目的としており、病態そのものの進行を抑制する薬剤ではない。

■小児/青年に対して
メマンチンは小児期や青年期の(自閉症スぺクトラム、ADHD、強迫性障害)において有益な効果が示されてきたものの、証拠はかなり限定的であり、定期的な使用の根拠としては不十分である。さらなる有効性の検証が、盲検化した無作為プラセボ対照比較試験で示されるまでは適応外使用のままである。

■強迫性障害
エビデンスは報告されていないものの、約r学情の観点から軟磁性の強迫性障害にたいして治療効果があるのではないかと予想されている。日本では保険適用されていない。

■線維筋痛症
線維筋痛症の疼痛を軽減するとの研究もある。日本では保険適用されていない。

■ドーパミン受容体D2アゴニストとして作用する。NMDA型グルタミン酸受容体と比較し、同等かわずかに高い親和性を有している。

■神経保護
NMDA受容体に結合し、その働きを抑制することにより脳神経細胞の過剰な興奮による細胞死を防ぐ。

■神経毒性
高濃度では神経細胞の壊死や空洞化が認められている。