まさの知的好奇心(医学編)

あくまで個人的体験です。ここに書かれていることを実践して問題が発生しても私は一切責任を負いません。ご了承ください。

Category: 神経学

ヒトを含む高等脊椎動物において、偏桃体は情動的な出来事に関連付けらる記憶の形成と貯蔵における主要な役割を担う。恐怖条件付けの際、感覚情報は偏桃体の基底外側複合体、特に学則核へと送られ、そこでの刺激の記憶と関連付けられる。刺激と予測される嫌悪的な出来事との連合は、持続的な興奮性シナプス後電位によりシナプス応答性を上げる長期増強を介して行われる。

外側核のシナプス応答に刷り込まれている情動的経験の記憶が、偏桃体の中心核との接続を介して恐怖行動を引き起こす。中心核は、硬直や呼吸と脈拍の増加、ストレスホルモンの放出などの多くの恐怖行動の産出に関係している。偏桃体の損傷は情動的応答の古典的条件付けの一種である故由布条件付けの、獲得と発言の両方に障害を起こす。

偏桃体は制の条件付けにも関連している。直感的には正の刺激と負の刺激には、異なる神経細胞が応答しているように見える。しかし実際には、このような異なる神経細胞の集団が明確な解剖学的核を形成しているわけではない。偏桃体の異なる核は正の条件付けにおいて異なる機能を担っている。


化学シナプスとは、細胞間に神経伝達物質が放出され、それが受容体に結合することによって細胞間の情報伝達が行われるシナプスのことを指す。化学シナプスは電気シナプスより広範に見られ、一般にシナプスとだけ言われるときはこちらを指すことが多い。ニューロン

【構造と機序】
化学シナプスの基本的構造は、神経細胞の軸索の先端がほかの細胞(神経細胞の樹状突起や筋繊維)と20nm程度の隙間(シナプス間隔)を空けて、シナプス接着分子によって細胞接着している状態である。
化学シナプス

シナプス間隔は模式図では協調されて大きな隙間を空けて描かれることが多いが、実際にはかなりべったりと接合している。

運動制御に必要とされる線条体のGABA作動性投射神経の機能は、線条体の1-2%を占めるコリン作動性介在神経と黒質緻密部からのドーパミン神経入力によって調節される。
パーキンソン病患者では、ドーパミンの欠乏とそれに伴うアセチルコリン放出の増加により、大脳基底核の神経回路が抑制された状態となる。

前脳基底核(マイネルト基底核)のコリン作動性神経は、大脳皮質の広範な領域に投射して、アセチルコリンを供給する。投射を受ける細胞(主として錐体細胞)との間には明確なシナプス構造が認められる場合と認められない場合がある。

アセチルコリンは一般的には錐体細胞の興奮性を上昇させるが、一方で錐体細胞サブタイプごとに作用が異なることも知られている。

グルタミン酸受容体は生体内に存在する受容体の一つであり、グルタミン酸を主として受容する受容体群のこと。
中枢神経系のシナプス部に多く発現しており、シナプス可塑性と記憶・学習に深く関わることから近年盛んに研究が進んでいる。メマンチンというNMDA受容体低親和性アンタゴニストも開発され、アルツハイマー病の進行緩和に用いられるようになった。

■分類
生体内で実際に受容している物質はグルタミン酸のみであると考えられているが、受容できる化学物質の違いや感受性により、いくつかのサブタイプが存在する。大きく分けて、イオンチャンネル共役型受容体と、Gタンパク室共役型受容体である代謝性グルタミン酸受容体に分けられ、またイオンチャンネル共役型グルタミン酸受容体はさらにNMDA受容体、AMPA受容体、カイニン酸受容体に分類される。

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